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夜明け色の詠使い











はじまりは、いつだったのだろう













"プレゼント。キミのローブもだいぶ汚れちゃったみたいだからね"
"夜色名詠が元々暗い感じの色なんだから、さっぱりした色の服を着た方がコントラスト
が綺麗だと思うよ──いつかまた、あの夜色飛びトカゲを肩に乗せた時もね"



すぐ帰ってきます。
必ず、そろって帰ってきますから。クルーエルさんも一緒に

夜奏 『あなたは夜明けに微笑んで』
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"どちらか1個選べ。祓名民か、名詠学校かをな"

なーに言ってんだか。
誰の娘だと思ってんの。あたしを信用なさいって。

夜奏『奏でる少女の旋律は』
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"好い風が吹いてきたじゃないか。なあレフィス"

あんた、そのためにここまで来たっていうのか……俺のために。
──無駄にはしないよ。

夜奏『傷持てし者の詩、謳え敗者の王』
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"調律者の二体、ミクヴェクスとアマデウス。その二体の勝負の原則は、
どちらが先に人の世界に名詠されるか"


ネイト、早くおいで。
あなたの最後の答えを聴くためにまってるから

空奏『そしてシャオの礼讃来たり』
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──最終楽章・歌うような口づけで──


「大将からの伝言だ。『一番上で待ってるよ』だとさ」

「もう時間がないんだろ? だから行け、お前が行かなかったらここまで来た意味がない」
「そんな寂しそうな顔しないの。ほら、気合い入れな!」


Dea Neightis sheon rien-c-soaその日少女と紡いだ歌を


真奏『全ての歌を夢見る子供たちの塔』
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「うん、みんなバラバラ。でもそれでいいの」
「みんな一番自分らしい応援で、ネイト君にクルルにエイダ、レフィス君が戻ってくるのを
お祈りするんだから」


ris neoles io, ris steric getie-l-lement Iveia, Ee nes今なお夜明けの少年は、心の奥に抱いている。

真奏『百億の星に少女は祈り』
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「行くよアルヴィル、これが最後だ」
「やり残してたんだ、俺は、ヨシュアと違う方法でヨシュアを超えなくちゃだめなんだ」

「……ありがとう」


Deris bie eche kis meh warbis-l-xeoi ymy sink I  どれだけ時間が流れても、あの日の約束は忘れはしない

真奏『新約の扉、汝ミクヴァへ挑む者』
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始まりは、いつだったのだろう。

愚かな竜と愚かな蛇の争い。名詠式の誕生。
空白名詠。夜色名詠。虹色名詠。
どれもが始まりと呼ぶにふさわしく、だからこそ、どれも絶対の始まりと呼ぶには
及ばない。
だからこそ、僕にとっての始まりは──


Ris sia sophia, De elmei lue, miqvy haul arsic valen mis-la……その詠は、きっと君へと続く歌

真奏『踊る世界、始まりの調律』
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完全なる歌の連鎖。
完全なる歌の共鳴。
人の身には決して再現できぬであろう、それは奇跡と言うべき現象でした。

はじめまして、と言いましょうか。優しき子。


hiz clar yum leya Kyel elmei neoles pheno noi-roo-xin君の下へ続く詠、それを探す物語

真奏『黄昏に愛された者よ、歌と絆と涙を抱いて』
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「それじゃあ一つだけお願いしていいかしら」
「……詠が聴きたいの」
「始まりの詠よ、夜明けの真言とでも言うべきかしら。
まだ誰も聴いたことのない詞と旋律。それを聴きたいの」


 ……ネイト、ありがとう。わたし……

Ris sia sophia, Neight ele, elmei Kyels riss Selah cela-s ── 夜明けの詠は巡り会う。その詠は────



真奏…………



…………



……



ありがとう。わたし……

キミのこと信じてたよ。──ずっと、ずっと最初から。




── Sophit ele Ende その詠は、きっと君に届くから

真奏『夜明け色の詠使い』
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ここまで『黄昏色の詠使い』をお読みくださった全ての方に感謝を。
どうぞ最後まで、ネイトとクルーエルの歩みを見守って頂けますよう、お願いいたします。
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by sazanek | 2009-08-18 21:56 | 刊行予告
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