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きっと──

昨日、祖父が亡くなりました。90歳でした。

連絡を受けたのが、昨日の夜六時。自分が忙しいのでと、親が遠慮していたようです。
10月にお見舞いに行ったときはまだ元気で、喋ったり握手も出来てました。
それから一月と少々。
危篤の連絡を受けたのが、木曜日。
ブログでは、「家でごたごたあったので、今週来週のブログ更新がお約束できません」みたいなことを書いた日です。
あの時既に、祖父はもう保たないと告げられていました。

本当は、これが理由だったんです。

お通夜と告別式。日程は決まっていますが、まだ家族の方でも何がどうなるか未定なので、ちょっとブログの更新は分かりません。


なんというか、祖父に対する自分の印象は「勉強家」というものでした。
東京大学を出て大学教授になり、引退してからも、熱心なプロテスタントであったことから聖書の勉強を続け、英語はもちろんのことラテン語にも精通した博識。
こと勉強に関して言うならば、本当に努力の人で、祖父ながら憧れの人でした。
そんな祖父も足を悪くして、四年間の闘病生活。
10月にお見舞いに行ったとき、枕元に聖書があったことが記憶に残ってます。本当に読書の好きな人だったなと。

そんな祖父に自分は、自分の小説が来年1月、全国で刊行されることを言ってませんでした。
恥ずかしいという理由が半分。
もう半分が、発売して製本されたのを見せて驚かせようと思っていたからです。
父親と
「おじいちゃん、驚かせてあげようと思うんだ」
と車を運転しながら会話したのが、ほぼ一月前でした。
筆名も表紙のイラストも決まり、いよいよあと少し──
そんな時の、突然の訃報でした。


出棺の日には、こっそりと、原稿をその中に入れてこようと思います。
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by sazanek | 2006-12-04 19:54 | なにげない日常のこと
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